灯火祭2017が無事終了しました。
高崎clubFLEEZ、Asile、群馬SUNBURST、出演してくれた仲間たち、手伝ってくれたスタッフのみんな、オフィシャルカメラマン、来てくれたあなた、感謝です。
本当にどうもありがとうございました。
前日に入りして、準備をしました。
当日も朝早くから入りして、準備、準備。
それでも足りない準備を埋めるためにずっと駆け回っていました。
「俺、今日ライブするんだっけ」
なんて思うほどに。
来てくれた方は分かるかと思いますが、全バンド、本当に気持ちの入ったライブをしていて、もう何でも良くなりました。
この流れの最後にライブやれるなんて光栄だって本気で思いました。
そしてたくさんの仲間が見守る中、ライブ本編を終えて、アンコールを頂きました。
その際に、1/10、【ONE BY ONE 】というアルバムをリリースすることを発表しました。
初の全国流通盤、8曲入りのミニアルバムです。
KAKASHIを始めて5年、ついに一つの形になったような気がしています。
専門学校の屋上で、タバコを吸いながら「グドモのコピバンでもちょろっとやろうぜ」なんて話してた木偶の坊達が、日本全国のCDショップに並ぶCDを作ったんだって。
しかもグドモのコピー1曲もやってないし。
自分たちで何度もCD出して、その度にツアー回って。
ツアーに回れば金は無いし、金は無いのにバイトは出来ないし、それでもまたツアーは始まるし、最悪の悪循環に嫌気がさしてやめちまおうと思った事が数えきれない程あります。
「やめようと思った事は1度もありません」
みたいな綺麗なモンになってみたかったよ。
でも無理だった。超やめたかった。
仲間たちのステップアップに脅かされる自分たちの足元を見ないフリなんて出来なかったよ。
深夜のスタジオで「やめてえな」って言い合った事もあるけれど、「やめようか」って言い出す奴は1人も居なかった。
言い出せなかったのかもな。今思えば。
でもそれが功を奏したというか、やめられなかった事さえもここに繋がっているんだと思うとそれも悪くないと思えます。
KAKASHIを好きでいてくれる人たちも随分待たせた。
「全国流通まだですか!?」
「CDショップに置いてありますか?」
「なんであのフェス出ないんですか?」
うっせーよバカ黙れ!!!!!
ってクソ程思ってました。
出来ないんだよ、置けないんだよ、出れないんだよ!!!!
って。笑
でもそれでも応援してくれて、CD出せば買って聞いてくれて、カッコよかったって、泣きそうになりましたって(泣けよ)、言ってくれるから。
裏切れないな、という思いは確かにありました。
ポリープで活動休止になった時も、泣いて悔しがってくれて、復活した時は泣いて喜んでくれて、事あるごとに一喜一憂してくれて、一緒に歩いてくれるあなたが居てくれたから、やはり言い出せなかった。
自分という存在からバンドがなくなるのが怖かったのもある。
でもそれ以上にあなたを裏切れなかったです。
綺麗事くさいな、でも本当にそう思う。
いつもありがとうございます。
これからもよろしくお願いします。
多分、音楽で世界は変わらない。
多分、俺に世界は変えられない。
でも、だからどうした。
変わらない、変えられないは、変えようとしない理由にはならないって何度だって言うわ。
出来ない、上手くいかないも、やらない理由にはならないんだってば。
やりたい。変えたい。
シンプルなその気持ち一つで充分だ。
俺はやるよ。
見とけよ世の中コノヤロー。
反撃の狼煙が、上がっている。