soutroll's blog

そうたさんのお悩み相談室&日常

ふざけ始めるグラデーション


渋谷の街頭ビジョンで仲間の音楽が流れた。
打ち合わせの前に待ち合わせをしていた俺は渋谷109の街頭ビジョンを眺めて待っていた。
画面では今流行りのアイドルやバンドが大々的にピックアップされていて、「いつか俺もあそこに映ってやる」なんて思いながら見上げていた。
スクランブル交差点には見渡す限り人間。景色の中には遥かに人間の比率の方が高い。人間が空よりも景色の比率を占める街、渋谷。いつだって落ち着かない街。
優劣の競争ではない、速さの競争じゃない、人生を賭けて競い合ってる。
もっと高いところに向かいたい。


報告です。
無事、レコーディングが終了しました。
今、自信を持ってお届けできる曲たちです。
仲間の成長、先輩からのプレッシャー、俺たちを待ってくれている人、たくさんの人に「どうだ」と叩きつけてやりたい程のもんです。
思えば俺たちの初ライブは渋谷。
専門学校の同級生のオールナイトイベントで、20人くらいを目の前に。
その時俺たちは3曲しか曲を持っていなくて、時間が有り余るはずだった。
幕があいて飛び出した言葉は

「タイムリミットは3曲、俺たちとお前たちどっちが楽しめるか勝負しよう。」









ハードコアバンドか!(笑)




シャウトでもしそうなもんです。
結局3曲を自信満々にやって、俺は気合い入りすぎて右手から大量出血、マイクに頭突きして歯が欠ける。中屋敷はステージから飛び降りてベースにヒビが入り、足をひねって痛める。








だからハードコアバンドか!(笑)





あの頃自分たちの限界なんか見えなかったし、知る気もなかった。ただがむしゃらにやってた。
良くも悪くもね。
自信満々なのは悪い事じゃないけれど、身の程知らずは危険だな、なんて今になって思います。
どちらも楽しむ前提なのは、いいなぁと我ながら思うけど。
何が言いたいかって、あの頃を思い返せば間違いなく成長したなって、思います。
見てくれる人も増えた、信じてくれる人もいる、助けてくれる人も、奮い立たせてくれる人もいる。恵まれてる。
たくさんの人に感謝。恩にきます。
どうせ恩を返すなら、音(おん)で返そう(めっちゃうまいこと言った)
まずは突っ走らせてもらいますね。
しっかり返すつもりです、出世払いで。

あなたのおかげで今日も頑張れます。
俺たちの音楽であなたが今日も頑張れますように。

おやすみなさい。