soutroll's blog

そうたさんのお悩み相談室&日常

時間がある方全員に読んで欲しいです。よろしくお願いします。

俺は埼玉生まれ、埼玉育ち。
今でこそ群馬のバンドをやっているけれど、埼玉県の神川町という小さな小さな町で生まれました。
小学校の学年は全部で3クラス、30人ずつ、90人程度。
家の周りには田んぼ、畑が広がっていて、近所付き合いも悪くない、田舎の町。

たまに猿、鹿、猪が出る。


それは良しとして。
中学1年になって、家庭の事情で引越した。まさか自分が"転校生"になるとは思ってなかった。
でも引越し先も埼玉。
高校ももちろん埼玉、専門に至っては東京のど真ん中。


じゃあ、どうして群馬のバンドなのか。
理由は一つ、俺以外のメンバーが群馬生まれ群馬育ちだから。
俺は埼玉県熊谷市のバンドをやっていたけれど、多数決的に群馬県
まさと、ゆうすけが活動していた前橋市にこれまた多数決的に。

でも俺も熊谷でバンドをやりながら群馬のライブハウスにも出ていたんです。
遠くないし、何よりチケットノルマが安かった。

初めて群馬のライブハウスに出演したのは高校1年、高崎TRUST55、学園天国という高校生限定、持ち時間20分のイベント。
一日に10バンドが出るなんてザラにあったし、いろんな人と出会えたのも全てこの学園天国というイベントのおかげと言っても過言ではないんです。

俺がトラストに通い始めて、あるバンドの存在を知った。高校生、ミクスチャーロックをやっているSECRET SERVICE。
彼らは当時もう雲の上の存在。
高校生とは思えない程の楽曲、演奏クオリティ(あと、ルックス)
初めてそのライブを見た時、衝撃的なかっこよさに空いた口が塞がらず、終始ふてくされていました。

なんなんだよこいつら、かっこよすぎるだろ。めっちゃむかつく。

ってのが本心。
少しずつ、少しずつ距離が近付いていって、高校生の時俺が組んでいたバンドでも一緒にやれることもあったけど、その頃のシクサビ的にはおそらく俺らなんてアウトオブ眼中。

その頃、急に現れたJilL.。
ギターのけにーは前身バンドからの付き合いだったけど、ミタニなんて「はじめまして」状態。
けにーが"歌モノやる"ってテレキャス買った時は心底ガッカリしたけど、これも案の定ライブを見たら愕然。
かっこよすぎた。死んだ。一発でファンになった。
大きなイベントにことごとく出演を決めていく2バンド。
一方その頃俺は高校卒業と同時にバンドの活動休止が決まった。

ああ、俺はもうバンドはやめよう。
就職して、彼女と幸せに暮らそう。

なんて思ってた矢先、偶然か必然か、進学した専門学校にちょっと仲良しの中屋敷、当時大嫌いだったマサがいた。
マサも、中屋敷も、高校卒業と同時にバンドは解散。
退屈なバンドマンが集まればそりゃバンドも組み出すわけで。
本気でやろうなんて思ってなかったし、最初はグッドモーニングアメリカのコピバンやりたいね、とか言ってたし。
でもマサだけは最初っから超本気で。
ゆるくやろうとしてた俺に「お前は絶対本気でバンドやる。ていうかやらせる。」なんて言ってきて、やっぱりこいつの事は好きになれないと思った。
その反面、ワクワクしてる自分もいた。

やろうと決めたのは当時、弾き語りだけはやっていた俺のライブをわざわざマサがチケット代払って熊谷まで見に来たこと。東京に住んでたのに、熊谷まで来たの、あいつ。
バンドに関して、こんなに誰かに必要とされたことは無いと思った俺は本気でやろうと決めた。
そうしてあとはとんとん拍子にKAKASHIが結成された。
(実はベースは中屋敷を誘うか、りょうたろうを誘うか本当に迷ってた。当時の俺はりょうたろうが苦手だった。今はマブ。)

晴れて群馬県前橋市KAKASHIが始動して、精力的に活動を続けて行く中でシクサビとの仲も深まった。
事情によって少しお休みしてたJilL.も復活して、"あの頃の雲の上"に自分が来たんだという実感があって、楽しかった。
今や、切っても切れない仲で、最高の仲間であって最高のライバル。

そんな奴らとスリーマンをやる。
それだけで胸が高鳴る。
高崎TRUST55は小さなライブハウス。
暗くて、怪しくて、狭くて、タバコ臭くて、大好きで大切で、愛してやまないライブハウス。
俺も、SECRET SERVICEも、JilL.も、ここで出会ってここで成長して、泣いて笑って、青春を共に過ごしたライブハウス。
今ならば、その恩を返せる。
そう思ったんです。
精一杯活動してきた、捨てたものもたくさんある、辛かったこともある。
忘れられないことも、消えない過去も、忘れてしまったあいつの顔も。

すべて、6/20の高崎TRUST55で鳴らしたい。
そしてそれをどうか見届けて欲しい。
まだまだ発展途上だけど、今の俺らの全てを鳴らします。
どうか、来てください。
TRUSTに来たことがない人も、来て、俺らの愛するものを知って欲しい。
TRUSTで出会えた人たちとまたあの日みたいな夜を過ごしたい。

6/20 高崎TRUST55であの日を鳴らそう。
これからを鳴らそう。
諦めた夢と、辞めてしまったあいつと、あの日の歓声と、汗と涙と、叫びと、捨てられない夢と、大きな野望と、どうしても叶えたい夢と目標を、愛する場所で鳴らそう。
すべてを、目撃してください。



6/20 高崎TRUST55
KAKASHI & SECRET SECRET & JilL. pre.
【HOME】

open/start 17:00/17:30
¥2,000 +1D(¥500)

取り置き受け付けています。
各バンドHP、Twitterリプライ等からどうぞ。
チケット少なくなってきています。
どうか、よろしくお願いします。