soutroll's blog

そうたさんのお悩み相談室&日常

こんな当たり前を

今日もギターを背負って下北沢で歌ってきました。
上京して約1年半、生活に変化はない。
バイトをして、練習して、ライブをして。いわば繰り返しを繰り返す毎日。

今日は久しぶりにお酒を飲んで、電車で帰って、駅から歩いた。
半分寝てるスーツの男、香水の匂いを撒き散らして歩く金髪の女性、パーカーにスキニーの素朴な女の子、目を横に向けるだけで色んな人が視界に飛び込んでくる。
各々に、それぞれの生活がある。
仕事に通って、満員電車で帰る生活。帰った家には家族がいるのだろうか、それとも「おかえり」の無い部屋にからっぽな「ただいま」を告げるんだろうか。
香水を撒き散らして歩く金髪の女性は、帰ってすぐに化粧を落として風呂に入って、別の顔を引きずり出して眠るのだろうか。
パーカーにスキニーの素朴な女の子は、家族が寝てる家に静かに帰り、お母さんの作ってくれた晩ご飯を温めて食べるのか、それとも食べずに眠るのか。

どれも知る由もない。
人と人生が交わるということは、かなりの偶然で、奇跡に近い。
声を聞くこと、話し方を、性格を知ることすら、だいたいの人はままならないまますれ違う。
寂しさも感じるけれど、全員と向き合ってもいられないし。


この生活はあとどれくらい続くだろう。
そしてあとどれくらい続けられるだろうか。
タイムリミットなんて無いけれど、必ず来るであろう"その時"はいつだろうか。

その時が来るまでに、やれるだろうか。
不安が顔を覗かせては息を詰まらせる毎日、スタートはとっくに切っている。
ゴールは見えない、果たして望むゴールに向かっているのかすらもあやふやなまま。
それでも、足は止められない。
軌道修正が必要だと思っているわけでも無い。

あやふやな毎日に、悶々としている。
いつになれば、どうすれば。

答えなんて見当たらないけど、今日も走った。
明日も当たり前みたいに走る。
そんな繰り返しを繰り返す。

だけでは済ませたく無い。
昨日より秒速1cmでも早く、強く走りたい。
日々前進、日々精進。
まだまだこんなところじゃ終われない。