新型コロナウイルスによる未曾有の事態に、ライブハウスもバンドも、困惑する暇もなく緊急事態に陥った。
相次ぐ閉店、解散、活休、脱退。
そのニュース1つ1つにやりきれない気持ちを抱えている。
行けなかったな、会えなかったな、そんな後悔をこれから先も持ち続けるのかと思うと少しだけ気が重い。
そんな中、KAKASHIは6月末からライブハウスでのライブを再開した。
他よりほんの少しだけ再開が早かったとはいえ、3ヶ月はライブハウスにもスタジオにも行っていないし、メンバーとも直接は会っていなかった。
「何をどうしようか」
やはりそんな事を考える間もなくCDの延期が決まり、併せてツアーの延期が決まった。
激動のくせに進展のない本当に退屈な時間だった。
当初ライブハウスが動き出した頃、県外からツアーに行くようなバンドはやはり少なく、どう考えても地元バンドがやっていくしかなかった。
7月には前橋DYVERの周年で久しぶりに群馬でライブが出来て、久しぶりに地元バンドとの再開が出来た。
それぞれが悩んで苦労して、その先でステージに立つことを決断した。
俺は「地元バンドでならライブができる」と思った。
となるとやはり、去年も開催した「俺たちの群馬だっ!!!」だった。
そうと決まれば話は早く、地元バンドに声をかけて急ではあったが元々8月にやろうと思っていた。
でも状況は中々芳しくなく、8月はひとまず延期にした。
出演を決めてくれたバンド達にも謝って、延期にさせてもらった。
そして「見」の状況が続いたが、その間にも相次ぐ閉店や解散。
「やるしかない」そう思った。
出演バンドのみんなに開催を伝えた。
ただ、状況は良くなっていないし、それぞれの状況と相談して出演を改めて検討して欲しいと伝えた。
苦渋の決断で出演を辞退したバンドもいる。
そりゃそうだ、ライブがしたくないバンドなんて滅多に居ない。
なんとか出演バンドが決まったが、去年のように1日に詰め込むと人数制限の観点上、出演者の数だけでオーバーする。
お客さんが1人も入れられない。
ただ、KAKASHIとして連日の企画は初の試みで何日間かの大トリを務められるのか?という気持ちはあった。
でも考えたところで「やるしかない」と思った。その気持ちさえあればやれる。
今年は3日間の開催に決めて、出演者の振り分けをした。
そんなタイミングでマサが「ただやるだけじゃなくて、何かしたい。例えば売上寄付とか」なんて言うもんだから、せっかくだからもういっそ全額寄付させて頂く事にした。
異論なんて誰からも一切無かった。
それは俺たちメンバーからも、出演してくれる地元バンドからも。
高崎clubFLEEZも快くこれを受けてくれた。
各地には地元バンドが居て、そのほとんどがそれぞれホームとしているライブハウスがある。
ツアーバンドは今少ない。
重複するが、地元バンドがやるしかない。
そして地元バンドとして活動している以上、この事態でホームのライブハウスを守るのはもはや宿命だとすら思う。
「でもそれで何かあったら」
分かる。俺たちももちろん怖い。
だからやれる事は全部やって、最大限の安全を確保出来るよう努める。
何もしなければ、何もかも失くなる。
それ以上の理由は無い。
飴玉持ってて、いつ食べるか悩むようなもんかもしれない。食べずに持ってりゃ賞味期限も切れる。
まあそれはちょっと違うか
とにかく、やるしかないのでやる事に決めました。
10/24
10/25
10/31
の3日間を高崎clubFLEEZと、頼れる地元バンド達と、あなたと、KAKASHIで作り上げたい。
心配な点や、不安な事があれば言って下さい。
よろしくお願いします。
¥2,500
お一人様2枚まで
以下のURLよりお求めください。
【10/24】
tiget.net/events/106594
【10/25】
tiget.net/events/106681
【10/31】
tiget.net/events/106685