soutroll's blog

そうたさんのお悩み相談室&日常

底無し

あれをやろう、これをやろう。
でも、これやってからにしよう。

の、最後の「これ」って大体余計なものか、やらなくてもいいこと。あれやこれをやらない言い訳なことが多い。


お久しぶりです。
最近はライブに合宿にバンド尽くしな毎日です。
今日も目が覚めたらスタジオ。

合宿に入ったんです、3日間の曲作り合宿。
群馬の山の中、公民館の一角にある大きくはないスタジオで12時間ずつ。
結果、たくさん曲が生まれました。
書いては消しての繰り返し、練ってはバラしの繰り返し。

ただ、最高でした。


バンドをずっとやる、と決めてから何年たったろう。
就職しません、バンドやりますごめんなさいと実家を飛び出してから2年経った。
毎日の合間合間をバンドに費やし、いつの間にか周りに人が増えて。
誰よりもカッコよくなりたくて始めたバンドが、誰かのためになんて言い訳で埋めつくされそうになって。
改めてバンドがやりたいんだ、と気づけた3日間でした。

「誰かのため」って言葉、都合良くて好きじゃない。
うまくいけば、確かに誰かのためになるのかもしれない。その時のヒーローは自分。
でも失敗して、誰かのためにならなかった時は、ヒーローにはなれなかったけど、ヒーローに"なろうとした"なんていうニセモノのブランドTシャツみたいなものに身を隠せる。
全部背負い込む覚悟をこの言葉から感じたことがない。
一言でズルいんだ。ズルい。
自分のためにって言い切ってる方がまだ潔いと思う。
って書きながら、でも本気で誰かのためにって動く人もいるなあ、なんて。
屁理屈言ってそうしようとしない俺よりはその人の方が何倍もかっこいいな。

そいつのエレベーターは30階まであるのに、俺のエレベーターは20階までしかないみたいな感じ。
この感覚は何度も味わってきた。
劣等感、憤り、どれもなんか違ったけど最近これをなんて言うのかやっと見つけた。そうだった。


底が浅い


だった。考えてるフリだけ上手くなってんのかも。もういいから早く寝ろよ。
こんな夜くらい自分1人で超えろ。