人に歴史アリ。
バンドに歴史アリ。
数年前、遥か高みにいたはずの人達がどんどんバンドを辞めて、結婚したり、就職したり、別のバンド始めたり。
誰もがそれぞれの旅路を歩いていて、その旅路が重なる事は奇跡としか言いようがないんだと、今更になって気がついた。
一生続くと、どこかで思ってた。
死んだ奴もいる。トんだ奴もいる。
だけど、やっぱり誰もかれも大好きだな、なんて思えば思うほどにそう思う。
寂しさは強いけれど、その寂しさに背中押されたりもする。
この寂しさを、俺以外の誰かにさせちゃダメなんだって。
応援してくれるあなたにさせちゃダメなんだって、そう思う。
バンド、いつまで続けられるか正直まじで分からない。
もちろん一生続けるつもりでやってる。
だけど、「つもり」じゃダメだってよく知ってる。
だけど、バンドと同じくらい大切にしたいものも確かにあって、それを大切に出来ない自分ではいたくないと思う。
だから全部守るって決めた。
けど、金はねえし、自分の才能やらセンスやら、そういうものがどれほどなのか、自分の身の丈は自分が一番よく知ってる。
だけどそれを思い知って「ハイそうですか」って捨てられるほど男は腐ってない。
変わらないなら、変えるのだ。
変えられないなら、作るのだ。
作れないなら、絞り出すのだ。
絞り出せないなら、探しに行くのだ。
いつだって最後には自分の足で歩いてきたこの人生を、今更誰かに先導させる気はない。
強くなりたいな。
だけど、強くなれないし、めちゃめちゃ弱い。
だからこそ、強くあろうとし続けるんだ。
誰よりも自分が自分を認めてやるために。
向き合え、強さと。
向き合え、弱さと。
向き合え、自分と。
ほんと、頑張ろうな。