毎度の事ですがお久しぶりの更新です。
本日は来週に迫ったKAKASHI pre.「俺たちの群馬だっ!!!」について少しだけ。
僕らはライブで必ず「群馬のKAKASHIです」と名乗ります。
元々は実は「群馬県前橋市KAKASHI」と名乗っていたのですが、これはホームが前橋DYVERというライブハウスだったから。
「群馬のKAKASHI」と名乗るようになったのにはいくつかのキッカケがありました。
いくつかあるキッカケの1つが、数年前に群馬のing(イング)というバンドが主催していた"under G round"という群馬のバンド一挙総動員のイベントでした。
群馬のライブハウスでポスターを目にした方もいらっしゃるかと思います。
群馬バンドが切磋琢磨して、自分の存在を鳴らして、これまでのたくさんのドラマが繋がって、そこから新しいドラマが始まって。
ここまで書いても文面ではとても伝えきれないほどのイベントでした。
だけどingの活動の兼ね合いでこのイベントが無くなって、少しずつそのイベントに出ていたバンド達も歩みを止め始めて。
この間改めてポスターを見返したら今現在も活動しているバンドは半分もいなくて、寂しさと儚さと愛しさと切なさと心強さと…
冗談はさておき、群馬のシーンが下火になっているような感覚がしました。
だけど時間が経っても、メンバーが抜けても歩みを止めていないバンドは確かに居る。
俺の知らない間に下の世代のバンドも少しずつ増えてきている。
だったら、出来るじゃん、って。
別に俺たちの「あの頃」を取り戻そうなんて気はさらさらないし、過去にすがる事ほど情けない事はないし。
でも過去を道標にする事は出来るし、あの頃以上の今を、今なら作る事が出来るし。
時間が経った時に今愛しいと思っているような、もしくはそれ以上の「あの頃」に変えられるし。
良くも悪くも、このイベントは今群馬で俺たちにしか出来ないという事への自覚もあります。
あえて言いませんけど。
そんなふうに"under G round"が繋いでくれた新しいドラマが、今に繋がっています。
それをまた未来へ"自分たちの手で"繋いでいく覚悟こそが、俺たちを「群馬のKAKASHI」と名乗らせました。
知らないバンド、居るでしょう。
興味ないバンド、居るでしょう。
でも群馬バンドってそういうのひっくり返す底力持ってるんです。
今だって発展途上の真っ只中だけど、俺たちだって誰かからすれば知らない、興味のないバンドだし、だけどひっくり返してやろうと思ってる。
ひっくり返せないのはてめーの実力不足以外の何物でもない。
この気持ちだって、繋がってきてるんです。
ingから、LACCOTOWERから、G-FREAK FACTORYから、名前を挙げきれない程たくさんの先輩、仲間から。
とは言え、どんな御託並べたってその日のその瞬間が全てを決める事も重々承知しています。
約束じゃなくて、決意であって、意思表示です。
KAKASHIが、あなたの好きな群馬バンドが、あなたのまだ見ぬ群馬バンドが、必ずやります。
たくさんの背中見送ってきたけどね、俺も辞めたくもなるけどね、でも辞めるのは、終わるのは現在地点じゃねえわ、ってそう思うんだ。
終着点なんて見えなくていいから、いつか来る"その時"まではもがいてみようと思うんだ。
"結果社会"で
泥だらけの美しさなど
必要はない?
上等だよ。