飲んだら乗るな、原付をバイト先に置いて徒歩で帰宅中。
誰もがやりたいことをやりたい様にやれる訳ではない。
でも、経験でしかものは語れない。
けれど、その経験を他の誰かが経験できるのかというと、そうもいかない。
結局自分のものさしで計って、ものを言うことしか出来なかった。
俺に何が言えるんだろう、恵まれすぎている俺に何が言えるんだろうと、考えてた。
吐き出した言葉も、飲み込んだ言葉も、何が正しくて何が間違いなのかも自分のものさしで計るしかない。
そのスケール感を人に押し付ける事はもはや暴力だと思った。
もっと言葉を知りたい。もっと人の気持ちを知りたい。君の立場になって考えたい。情けなくていいから、君が感じた事を全部教えてくれよ。
そんなふうに、また自分の「知りたい」を押し付けることしか出来ない。
葛藤は終わらない。
葛藤の中で「それでも」と踏み出した一歩をロックと呼ぶ。
やれる事だけやるのもうやめよう。
はいはい、エモいエモい。
