soutroll's blog

そうたさんのお悩み相談室&日常

愛すべきくだらない世界

自分に期待ができれば苦労しない。
つまずいても、きっと踏み出す自分に期待が出来るから。

「きっと俺がどれだけ頑張っても何も変わらない」
って、"思ってる"んじゃなくて"分かって"る。
いつからこんなにも絶望的な性格になったのか。虹の始まりすらも俺なら見つけられるような気がしてたんだけど。


何年か、やれるだけはやってきた。
嫌なことも乗り越えたし、悔しかった事も糧にして歩いてきた。
でも、なんかやっぱダメな気がした。口には出さないし、出せないけど、きっとこのまま続けてもどうにもならないんじゃないかって、そう思った。
今日こうして生きてる事すらも、この先の未来では無駄になるのなら、もう今日だっていらないと思った。
でも、進んでたんだ。無意識に、この足はやっぱり前を目指してた。

中身のない言葉が響かないのと同じように、目的を見失った旅路は果てしない。
先の見えない未来を、今ここで終わりにしよう。
そうすれば、大好きだった彼女とも一緒に生きていけたかも知れないし、お金も貯められただろうし、欲しいもの買って、食べたいもの食べて、行きたいところへ行きたい時に行けたんだろうな、って。
最高だな、って思う。
平凡ではあるけれど、これ以上の幸せはねえよ、と思った。
でもね、見ないフリをした夢は消えるはずもなかったんだ。


だいたいにして、20数年間も生きてくれば何をいつ、どう言えばどうなるかくらいは分かってる。引き際も知ってるし、何が大切なのかも分かってる。
見ないフリをしてしまった大きくも儚い未来を前に、そんな勘違いはなす術もない。
思った方向とはいつも逆を向きやがるそんな未来を手にしたいと心から願った。
平凡かつ、大きな幸せを捨ててでも、手に入れたい未来が、叶えたい夢がある。

まだ、終わりじゃない。


平凡な幸せは、間違いだろうか。
夢は、叶わないだろうか。
迷って迷って、悩んで考えて、それでも、と踏み出した一歩を信じたい。
心の底はそんなに簡単に顔を見せちゃくれないんだから。

夢を叶えるために何ができるだろう。
漠然とした"頑張る"を掲げたところで、やっぱり中身のない言葉は響かない。

今やれる事を一つずつやっていこう、きっと最後にはやりたい事だけが残る。
もっとたくさん信じよう。愛そう。

いつだって、世の中はくだらない。
だけどきっと、周りのすべてを愛せた時、少なくとも自分の周りだけは素晴らしい世界が広がる。
そう信じてる。



ダサい自分を愛してやれ。
愛されたいなら誰よりも自分が自分のこと愛してやれ。
別に何も変わらないよ。どうせ。

でもね、信じる価値もあると思う。
信じてみたいと、そう思えるものがまだこの手には残ってる。
可能性。

負けたくないよな。
でも今俺たちは負けてるんだ。
勝ちたいよな。
でも今の俺たちじゃ勝てないんだ。
ヒネて、スネても何も変わらないな。
辞める理由なんてものは、今の俺たちには言い訳でしかないな。

全ての負け切れない負け犬へ。

「愛すべきくだらない世界」